お前の孤独 この声が届く
此処に居るなら 此処に来な今から
縺れたら解く 疑惑遠のく
貸し借り チャラ 真っさら
冴えてる今日 萎えてた昨日
覚えて 予定通り進める
ベール包まれた 未来 薄暗い
ちょっと先なら照らす ヘッドライト

想像してみよう みよう
想像してみよう みよう
想像してみよう みよう
想像してみよう ちょっと先

今日は何日 此処は誰ん家
隣はdrug dealerならまだまし
zodiac killer 真っ平
外出てみりゃ いつか夢で見た
長いアーケード 行けども行けども
一体どんな店が並び ダミ声
飛び交う市場 父母のとこへ
抜ければ廃墟 昼尚真っ暗
花びら踏み潰す キャタピラ
這いずり回る立ち入り禁止地区
夜中聴きに行く 其処でのミュージック
聴いてみたいか これじゃないか

想像してみよう みよう
想像してみよう みよう
想像してみよう みよう
想像してみよう ちょっと先

ビジョンが見えるのさ
これは予言じゃ 言ったろ
nah mean? この通り
どうりでこれまた正夢
行方不明の兄弟と再会
ばらばらだった家族 一族
元の通り集まり 盆踊りの太鼓の音
何処か彼方より 生暖かい風に乗り
風来坊久し振り戻り
鶏が鳴くまで踊り明かす
keep on 踊り明かす
to the break down 踊り明かす

想像してみよう みよう
想像してみよう みよう
想像してみよう みよう
想像してみよう 2000年

陰で失った者達のこと
記憶 奥底 宝庫から呼び出す
魔法陣 エロイムエッサイム
黄泉の国から蘇る from hell
地獄の釜の蓋が開き
今は亡きあいつらとも会える
この世の終わり あの世の始まり
降りる帳 月の灯り

終わりなき 終わりなき 終わりなき
終わりなき 終わりなき 終わりなき
終わりなき 終わりなき 終わりなき
パーティー

スコット・ラ・ロック 蘇れ
マーヴィン・ゲイ 蘇れ
ボブ・マーリー 蘇れ
江戸アケミ 蘇れ
マルコム・X 蘇れ
ジョン・レノン 蘇れ
ポール・C 蘇れ 蘇れ 蘇れ

ECDもここでドロン 消える

  • 小学5年生のときに、今でも仲良い地元の友達が県内でも比較的中心部からウチのすぐ近所(地元はだいぶ田舎)に引っ越してきた。その友達のお姉ちゃん、顔は研ナオコみたいだったけど美容師やってる流行に敏感な人で、ファッションになんとなく興味を持ち始めてた自分はその人の部屋に忍び込んでなんだかよくわからずにsupergrassのCD聞きながらcutieとかoliveとか松本大洋とかcomic cueとか背伸びしながらコソコソ読んでた。あるとき、友達がゲームをやってるすきにまた忍び込むと、初めて見る雑誌「H」が机に置いてありページをめくってみると当時感じてたおしゃれな要素が全部詰まっているように感じて興奮。真似して買いに行った号(たしか、いしだ壱成とYURIの号)にホームシックの広告が載ってて初めてECDを認識したと思う。ブギーバックは田舎でももちろん流行っててスチャには興味があったので、ブギーバックのアンサーソング?っていう文言が気になってレンタルビデオ屋にホームシックを借りに行った覚えがある。それがECDの楽曲とのファーストコンタクト。カセットテープにダビングして何回も聞いたけど正直よくわかんなかった。
  • 中学に入って、みんながメロコア聞き出してハイスタに夢中になってたけどあまのじゃくだったので一人だけSUPER STUPID聞いていた。ので、ACROBAT BUNCHまでさかのぼってOMNIBAS#1を聞いたときがセカンドコンタクト。でも、ラップが聞きたかったわけじゃないので楽曲の記憶全くない。
  • 中学3年〜高校1年前半はまわりの友達はあいかわらず日本のメロコア聞いてるからまたもあまのじゃくで海外のハードコア聞いてた。当時ニュースクール & ニューヨークハードコアが流行ってたけど、服装のマナーがオーバーサイズでほぼB-BOYだったのと、県内で一番マニアックなCD屋のハードコアコーナーのすぐ隣がラップコーナーで横目に見ながらちょっとずつHIPHOPに興味が移行。同時にギャル男文化が高校生活を侵食しだしみんながロン毛に。で、自分もロン毛で見るからにチャラい服装してたけどパラパラ聞くわけにもいかず、ロン毛に似合う服装、という思い込みで先にファッションが完全にB-BOY化。ある日、高校をサボるとみんなが憧れてた怖い先輩にたまたま出くわしチャリにけつで家まで送らされることになり、「お前そんな見た目なのに、キングギドラのアナログ買ってないの?」 的な発言から急にHIPHOP勉強期に突入(音楽が後)。入門編としてさんぴんキャンプのVHSを見たのがサードコンタクト。正直ECDは、明らかに他の人たちから浮いて見えて興味が持てなかった。(最後のユーザロックの出演者紹介部分でシャンパンあけるけどあんまり盛り上がらずに自分で飲むところとか友達みんなでいじってた)
  • 高校時代は学校に全く馴染めずサボりがちになったけど、HIPHOPにどっぷりで音楽を媒介に(バンドやったりラップやったりパーティー開いたり)学校の外には友達がたくさんできたけどカルチャーを更に掘り下げて共有できるような友達には出会えず物足りなさが常にあった。退屈な日々の中で例のごと学校を途中でサボり、高校の近くにあったハードオフで何気なくジャンクコーナー漁ってたらBig Youthが100円で売られててジャケットにそそられて買ってみた。家に帰って聞いてみると不思議な違和感。めちゃくちゃかっこいいけど、他の日本のラッパーのアルバムとは明らかに雰囲気が違う。いちいち引っかかる箇所がある。超不安定だった時期に聞きこんでたのには、血に馴染む何かがあってその何かに安心していたんだと思う。一人の居心地の良さと寂しさ。そこから約20年、ときの流れに身を任せ〜、こんな日がくるとは。
  • 他人の目を気にせず、自分の想像したビジョンを大切に。本当に好きなことを追求できたらそれだけで幸せなのかも。石田さん本当におつかれさまでした。お世話になりました。ありがとうございました。